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トレーニング計画・メニューの作り方ー4 ワンメニューの定期的、継続性

マラソントレーニング計画講習風景

トレーニングの定期的、継続性が必要な理由

前回と前々回でトレーニングメニューの目的を明確にすることを説きました。その上で重要なことは、そのワンメニューを定期的に継続して行うということです。

Aさん「雨の日に走らずに筋トレをやったから筋力がついた」
Bさん「トレランをやったからバランス感覚が身についた」
Cさん「坂を走ったから心肺機能が鍛えられた」
Dさん「フルマラソンのレース前に30キロ走を行ったのでスタミナがついた」
・・・ etc.

果たして何回行った結果なのでしょうか?
1回きりのトレーニングでも、レースに近い頃に行った場合にはコンディショニングやピーキングとして功を奏し、持てる力を発揮することができて良い結果に繋がることはあります。が、これは、その1回のトレーニングで走力が向上したということとは違います。
今回ここでレクチャーしたいのはピーキングの戦略ではなく、走力を向上させるための日頃の長期的なトレーニングのことです。
1回きりのトレーニングで走力を向上させることは無いと考えましょう。

「走力が向上する=身体がより強い負荷に耐えられるように変化する」ことです。
トレーニングは「負荷や動き方に慣れて対応力(身体機能やテクニック)を培うこと」です
身体は、その源となる栄養と休養とトレーニングが三位一体となって繰り返し行われることで変化しますが、そのためにはしかるべき期間と頻度が必要になります。
「一つのトレーニングメニューは定期的に継続してこそ効果が出る」ということを基本に据えてください。
どのくらいの期間、頻度、回数が適当かは、その人の全体練習量、回数とテーマによって異なります。スピード、持久力などのテーマにもよりますし、全体的なトレーニングの量や他のメニューとのバランスも考えなければなりませんが、市民ランナーを対象にすごく大雑把に言えば、スピード練習をやるなら5~7日に1回以上、LSDやレースペース走は1~3週間に1回以上、筋トレは週1回以上というのが私の考えです。
定期的に継続する理由は他にもあります。

トレーニングの定期的、継続性のメリット

トレーニングデータは最も信頼できる参考資料

トレーニング結果のデータは、レースにおける目標やペース戦略の裏付けと自信になるとともに、次シーズンへの参考、反省材料という財産になります。長期間にわたって多いほど確かな分析を行うことができます。

慣れた負荷、動作は故障のリスクを軽減

定期的にかける負荷や動作に対して、身体はその対処法、対応力を呼び出すことができますが、たまにしかやらない、あるいは初めてのトレーニング(負荷や動作)は対処に戸惑う分だけ故障のリスクが高まります。/

トレーニング計画表
マラソントレーニング計画講習風景

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