3月26日『ランニングの世界』自然流ランニング大学
2023年3月26日、雑誌『ランニングの世界』友の会・自然流ランニング大学3月講座で講師をしてまいりました。
講師陣に山西哲郎先生と山地啓司先生という偉大なお二方がいる中に交えていただきましたが、お二方は日本のランニング、中長距離界の指導における草分けでありランニング学会を立ち上げた方々です。私なんぞが同じように並ことに少し緊張しましたが、光栄であり貴重な思い出にもなりました。
当初は座学での「ランニングお悩み相談」とウォーミングアップとクーリングダウンストレッチの実技のみを担当する予定でしたが、あいにくの雨天によりプログラムが変更して担当する内容も変更に・・・。
これしきのことは、経験と豊富な引き出しがあるので如何様にも対応OK!です。
午前中は、山西先生、山地先生の「ランニングと会話」「対話ランニング・ウォーキング」「レースや練習における集団・グループ形成」の講義を受けて、「東京マラソン救護役員経験からの外国人ランナーと日本人ランナーのフレンドリーついて」と、「レースや練習におけるペーサーの功罪」についてお話をさせていただきました。
ウォーミングアップとクーリングダウンのストレッチ実技講習
午後はまるまる時間を任せられましたので、ウォーミングアップとクーリングダウンストレッチの実技と、「走りもどき」の実技指導をさせていただきました。
ストレッチは、解説を加えてじっくり丁寧に指導しました。どこの指導現場でも「覚えていたつもりでも間違っていた」「ポイントがわかると効果も実感できた」「体が起きた」などの感想をいただきます。
ストレッチも筋トレも、走ることの「補」に過ぎないので仕方ないですが、きっちり効果を出すにはそれなりに難しいです。必要性を感じてほしいですし、必要だと感じたら腰を据えてきっちりマスターしてほしいです。一度にたくさんお覚えようとせずに、一つずつ丁寧に覚えるのがコツです。
「走りもどき」の実技講習
会場は越中島の東京海洋大学、晴れていれば隅田川テラスで満開の桜鑑賞ランもできただけに残念でしたが、教室内と誰もいない廊下を使って行いました。
「走りもどき」はランニングの身体各部位の動かし方は走動作と同じながらも、跳ばない(=どちらかの足が必ず地面に接地したままに)進みます。跳んでいないだけ膝関節や足関節にかかる着地衝撃が半減されるので、速さは求めず故障を防ぐ走り方の一つとして、また、ランニングフォームにおける上肢帯や骨盤の動かし方の習得にも有効な走り方として売り出し?はじめました。
習得するにはそれなりの練習、継続も必要ですが、受講者から「確かに衝撃は少ない」「歩くよりもスピードが出せる」「良さそう」などの感想が聞けたのは良かったです。
まだまだリリースしたばかりなので、もっと上手な教え方を編みだして教えてゆきたいと思います。
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