一般的なインソールとの違い
一般的なインソールのほとんどは2層構造で、EVA素材やスポンジ状の素などの底面と薄い布地などの表面で作られていますが、快体健歩のオーダーメイドインソールは基本的に4層構造で、さらに必要に応じて5、6層になることもあります。
底面から表面まで、全く異なる材質の各層がそれぞれの役割を担い、さらに部分的に異なるコンマミリの厚さで貼り合わせられます。
人の足はいろいろ、ランナーの走りもいろいろ、シューズもいろいろ。4層構造は、それぞれの特徴や課題、目的に応じたベストフィッティングをもたらします。
こだわりの4層構造
足に合わせるのはもちろん、シューズにもきっちり合わせる必要があります。長さや幅だけではなく、内側縦アーチのせり上がりや踵の際のカーブ角度もきっちり合うように加工します。
市販のインソールでは前足部の形と長さにカットして揃えることができても、この、アーチのせり上がりや踵の形状と厚さをアジャストすることができません。
ベースの上には、アーチパッドと呼ばれる素材があしらわれます。数ある中からそれぞれの足のアーチ構造に合わせて選び、一つずつ加工して貼り付けられます。このパッドの種類、大きさ、位置が足とシューズそれぞれで異なり、一つとして同じものはありません。
オーダーメイドの肝です。
底から3番目、表層の下は、全面を覆うシート状の素材で、クッションとアーチパッドの当たりを滑らかにする役割を担います。この3層目は他ではなかなかお目にかかれない、快体健歩のこだわりの一つ。種類、厚さなどがそれぞれに異なり、足に吸着するように馴染むフィッティングに欠かせないポイントです。
表層はシューズの中で足(靴下)が滑りにくく、かといって引っ掛かりにくいタイプのシートが採用され、赤、青、黄、緑、黒からお好みで選んでいただけます。
ランニングシューズ以外の靴には本革や合皮などを採用する場合もあります。
基本は上記の4層構造ですが、それ以外にも、着地の仕方により強い衝撃を受ける中足骨骨底や踵などの部位に衝撃吸収材を入れたり、傾きや脚長差に補高対処するための素材を付加するなど、さらに複雑な構造に仕上げられます。
層を織りなす各パーツのそれぞれを適当な大きさ、形に切って削って接着剤で貼り付け、乾くのを待ってさらに削って整えて・・・いくつもの工程を左右それぞれで行います。
しかもすべて一人の手作業になります。触診から製作まで責任をもって仕上げられます。
そのため製作日数がかかりますが、「すべてはベストフィッティングのため」、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
快体健歩のオーダーメイドインソール 6つの特徴
オーダーメイドインソールはどんなシューズであっても、各自の足とシューズ・地面との理想的な動きの流れを作り、ロスとダメージを軽減させるアイテムです。
<快体健歩のオーダーメイドインソール6つの特徴>
- トータルカウンセリング(診断)による個々の足型はもちろん、足圧、動きのクセ、柔軟性、障害歴などのデータを基に製作。
- 専門学校にてオーソペディック(=整形外科的靴調整)の先進国ドイツ人マイスターの講師より基礎理論と技術を習得。
- 院長みずからが、足、故障、ランニングフォームの診断からインソールの作成までを一貫して責任をもって対応。
- 職人のこだわり。細部の加減を大事に1足ずつ全工程がハンドメイド。大量生産はできません。
- 年間約100足を丁寧に作り続けて15年以上の経験と信頼があり、オーダーの約7割はリピーター。
- 快体健歩メンバーズの半数以上の方が利用。