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マラソントレーニング計画・メニューの作り方ー5 何から決めるか?

快体健歩-効果的なマラソントレーニングー5

トレーニングは、「何を向上させるか」の目的に応じたメニューのバリエーションで構成され、一つのメニューは定期的に継続的に行うことを説いてきました。
今回は、具体的なトレーニング計画を作るための第一歩、「何から決めるか?」を考えたいと思います。

トレーニングメニューのバリエーション

さて、中長距離走におけるトレーニングとして考えられるものにはざっと次のようなものがあります。
ペース走、サーキット、インターバル、ジョギング、LSD、ビルドアップ、クロスカントリー、クロストレーニング、レペティション、ウィンドスプリント、動きづくり、筋トレ、ストレッチ、ウェイト、12分間走、心肺トレーニング、ウォーキング、トレイルランニング、Hitt、ヤッソ800、ガチユル走、etc.
古典的なものから新しいもの、効果や目的別の考え方、さらには各指導者のメソッドに沿った具体的なメニューまできりがありません。

一番効果的なものを行いたい!

・・・もっともな思いですね!
持久力、筋力、フォームのどれも大事!速い人はインターバル走が必要?LSDは基本らしい!・・・あれこれ目移りしてしまうかもしれませんが、これまでレクチャーしたことを思い出してください。
同じメニューだけを行ったり、あれこれ時々摘まんでも効果は期待できません。
1回きりのトレーニングでも、レースに近い頃に行った場合にはコンディショニングやピーキングとして功を奏し、持てる力を発揮することができて良い結果に繋がることはあります。しかしながらこれは、その1回のトレーニングで走力が向上したということとは違います。
今回ここでレクチャーしたいのはピーキングの戦略ではなく、走力を向上させるための日頃の長期的なトレーニングのことです。
1回きりのトレーニングで走力を向上させることは無いと考えましょう。

はじめにメニューありきではない!

「どんなテーマ構成にするか」、「定期的に継続するには何種類くらいできるのか」、ここを間違えてしまっては良いメニュー構成、計画はできません。
自身のランニングスタイル(=人生設計、ライフスタイル、社会環境、健康に応じた走り方)として、どの程度(頻度、時間、体力)行えるか(行う余裕があるか)・・・つまり、「一週間に何回トレーニングできるか」を第一に考えましょう。
そしてそこに、しかるべきテーマ、メニューを定期的にこなせるように落とし込んでゆくことになります。
はじめにメニューありきでは絵にかいた餅になるおそれもあります。頑張ってやると意気込むのではなく、「こなせること、やれることをきっちりやる」です。

週〇回としても、1回の時間はどのくらい必要なのかしら?

筋トレだけであれば30分以内でもOKですが、走るトレ―ニングの場合は、強度によって十分なウォーミングアップやクーリングダウンも必要でしょうから、1回60分は確保したいところです。
さらに、長距離走の場合は本番では2時間、3時間、4時間、・・・と長く走ることになりますから、それに適応するメニューのことを考えれば週1回、月に2,3回以上は半日以上かけられるトレーニング日を確保したいところです。

次回はいよいよ具体的に。「週何回でテーマはどれ?」

快体健歩-効果的なマラソントレーニングー5

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