【コロナ後遺症容体報告 2023年2月23日】
後遺症発症から1年半です。
当初、医師から、「似た症状の慢性疲労症候群などでは人によっては数年もかかる」と言われました。最初の3か月くらいまでは症状がきつかったこともあり、「生き地獄数年なんてありえない、半年も持たない、想像がつかない」と思っていたのですが、現実として過ごしてきたことになります。
信じられない気持ちの一方で、健康な体には遠いですがこうして生きていることに関して「人間は強い」と感心します。
病の種類にかかわらず自分よりつらい症状や障害を抱えながらも社会生活を送られている人に対して尊敬せざるを得ません。
取引先の方で車いすで生活をしている障がい者の方がいらっしゃるのですが、「痛みと痺れ、麻痺、不眠症と戦いながら頑張っています。諦めたらゲームオーバー!」との言葉に励まされ、とても救われました。
三寒四温、七転び八起きとはよく言ったもので、物事が期待される方に進むには善し悪しの波を繰り返し、非常に緩やかであるということを実感しています。
「6月に40点台をマークした後、浮き沈みを繰り返しながらも長期的に上向いており11月の一か月間はほぼ70点台で安定。12月に入ってからは60点台に落ち込み傾向です。」
(仕事やスポーツは別として、体のことを気にせず日常生活ができる状態を100点満点とした自己採点スコア)
その後今日までは60点台に落ち込む日は少なくなってきているので、僅かながら確かに良くなっていると言えます。
マラソンのトレーニング効果はとても緩やかに表れますが、それと同じように、とても緩やかですが、回復に向かっていると感じています。
ランニングセラピー
丁度一年前、不安ながらも東京マラソン当日の救護役員を引き受けることをきっかけに、それまでの慎重路線から着実積極路線へと社会復帰にむけた考え方、生活にシフトしてゆきます。動くこと自体は病状にそれほど影響しない自信がついて、出かけたりウォーキングの距離を延ばしたりしてゆきました。
そして昨年の8月より走り出しましたが、このあたりから深い悪化に陥ることが少なくなってきています。ランニングよってもたらされる自己肯定感が今の回復基調につながっているようです。このことに関しては次号の『ランニングの世界28号』にランニングセラピーの可能性としても書かせていただきました。(発刊4月予定)
仕事復帰・感謝とご依頼
のぼせ、息苦しさ、手足のざわつき、聴覚過敏、倦怠感の諸症状は相変わらず無くなってはいませんが、日常生活はほぼ問題なくできています。
相変わらず、「このまま一生戻らないかもしれない」不安はありますが、今の体でできること、心で感じ取れる幸せに目を向けるようにしています。自分をなるべく病人と思わないように、また、体調が悪い状態に陥っても長くは続かないと気を去らせるようにしています。今後は「後遺症容体報告」と題した投稿も行わないかもしれません。
体調の波を考えながら詰め込まなければ、長く速く走る仕事以外はご用命にお応えできるようになりました。
休止していたスポーツマッサージなどのパーソナルサポートの常連様におかれましては、一年以上も休止していたにもかかわらず戻ってきていただいていることに対して感謝に堪えません。
皆様におかれましては、長きにわたりご迷惑をおかけしていたことを改めてお詫び申し上げます。今後は、私の体調を気遣っていただく意味での仕事依頼のご遠慮はどうかなさらずに結構です。逆に、体調のことを話題にしないように気遣っていただく必要もありません。
かつてと同じようにはゆきませんが、これまで以上にお役にたてるように努力してまいります。人生を豊かにするランニング、そのお手伝いをさせていただきたく、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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