4月1日に発刊。今年もまたご紹介が遅くなってしまいました。
区切りの30号
記念ともいえる30号、創刊当初は年2回でしたが現在は年1回の発刊です。
私は5号から編集委員として参画、新型コロナウィルス感染症の後遺症で動けなかった1回を除き、毎号原稿を書かせていただいております。
ここまで続くとは思っていませんでした。積み重ねというのは何事にしても確かな価値を生み出すものですね。
ランニング文化の発展、誰かの豊かなランニングライフに、少なからず影響を与えてきたと思います。
東京マラソンとランニング大会の多様化・・・佐々木 誠
過去40年間を見渡すと、この間の日本における市民ランナーのランニングには二つの大きな潮流がみられます。一つは2007年の第一回東京マラソンの開催をきっかけとしたマラソンブームであり、もう一つは、トレイルランニング、ウルトラマラソン、リレーマラソン、マラニック、ロゲイニングなどのランニング大会の多様化です。
市民ランナーとして走歴40年、ランニング指導、rランニング障害の予防改善、陸上公認審判に携わっている私の視点から市民ランニング大会の変革について書かせていただきました。


以下に冒頭の章を紹介させていただきます。
※文中一部省略
【東京マラソンから始まった】
第一回東京マラソンが開催された2007年以降の数年間にわたって、首都圏では市民ランナーが顔を合わせれば「(東京マラソンの参加者抽選に)当たった」「また落ちた」などの会話が挨拶代わりのように交わされていました。
それまで日本のマラソン大会は、地方や郊外でいわゆる市民マラソンも開催されていたものの、都市部で開催される大会は男子の福岡マラソンや女子の名古屋国際マラソンのように日本代表レベルとそれに準ずる選手の参加に限られた男女どちらかの大会でした。市民ランナーにとっては高嶺の花で、一般市民にとっては観戦するスポーツであったといえます。
1987年に第一回北海道マラソンが開催され、都市部で一流ランナーと市民ランナーが共に出走する大会の先駆けとなりました。
私は1991年の第5回に参加しましたが、当時の市民マラソンとしては珍しいフィニッシュ後の大きなバスタオルをかけてもらったことや、前夜祭でロレーン・モラー氏(同大会で優勝するニュージーランドの五輪メダリスト)とポロライド写真に収まりサインをいただいたことの嬉しさを忘れ得ません。
・・・(以下、続きます。)

お買い求めについて
メール、電話、または、ご予約・お申込みフォームにて、お届け先住所もしくは快体健歩での受取希望日時候補をお知らせください。
※お支払い:お届けの場合は郵便振替用紙でのお支払い、快体健歩での受取の場合は現金のみとなります。
※送料:無料
Amazon、Fujisannでも購入いただけます。
前号29号のご案内:特集「多様なラン・・・あなたは?」
合わせてお買い求めいただけます。

29号の目次紹介チラシはこちらをクリック
